今もある昭和30年代面影写真 2−3  

メルマガ「いいとき生まれた!昭和30年代」特別ページ


大阪のかっちゃん、今度は、メルマガ84号、85号、86号の話にちなんだ写真を、
連続で送ってくださいました。

大阪のかっちゃんが行く! 一丁目の朝日 第2-3集 


祝日の日の丸
メルマガ84号「祝日の日の丸」に対し、偶然にもその名残りを見つけたとのことで、
こんな珍しい写真を送ってきてくださいました。

日の丸1 祝日にはここに…
日の丸2 ポールをさして…
日の丸3 日の丸を掲げる。

祝日には、こうやって、玄関先や門柱に日の丸を掲げた家が、
けっこうありましたね。
日の丸を掲げることが、今のように変な憶測や偏見を呼ぶこともなく、
また、戦前のように天皇崇拝の意味にもならなかった昭和30年代当時のほうが、
そういう点では、まだ、まっとうだった気がします。

日の丸は、明治以後から終戦までの間、
天皇崇拝や軍国主義思想と結びつけて使用されてしまったことで、
戦後も君が代と共に、論争が耐えませんが、
思想と結びつけたことが間違いだったのですから、
思想を右から左へと変えてるだけの視点での論争は意味のないものです。
泥沼化するのも無理ありません。

古来から日の本の国を表わして使われてきた印、日の丸と、
祝い歌として歌われてきた和歌、君が代には、
本来、問題視されるような意味は、これっぽっちも含まれてなく、
もちろん思想とも無縁のものです。
国旗と国歌としては、ふさわしい選択をしたのに、
明治政府は、天皇崇拝主義と結びつけるという余分なことをしてしまったばかりに、
後々の日本をおかしな方向に導き、現在にまで後遺症を残しています。
だからこそ、後からはりつけられた思想とは切り離し、
純粋な日本の文化であったところに戻すのが本筋だと思います。

文化ですから拒否も強制も関係ありません。
たとえば芸術でもなんでも、
日本の文化に親しむ人が、やらない人に強制はしません。
やらない人も、機会があった時には絶対拒否はしません。
興味を持つ人と、持たぬ人はありますが、
日本のもの、日本の心という認識は皆が持っています。
日の丸も君が代も、そういう日本の文化という視点で見れば、
今のような論争は的外れで、日の丸や君が代に罪はありません。

現代のように、変な色眼鏡で見てしまうことも、
ある意味、戦前までの洗脳と、なんら変わりないこと。
しわくちゃ、よれよれの日の丸は、まさしく現在の日の丸の姿そのものです。
純粋にお祝いの気持ちで掲げたい人が、
屈託なく掲げられる空気が甦る日はくるのでしょうか。
ああ、日の丸が泣いている…。



手水器と水洗タンク

メルマガ85号で取り上げた、手水器と当時あった水洗便所の話に対して、
届いた写真です。
プラスチックの手水器


私が見たことあるのは、金属製ですが、これはプラスチック製。
外に吊るして使うのが普通でしたが、こちらのお宅では、室内に吊るしてあったそうで、下はコンクリートだったそうです。下にバケツか何かの入れ物を置いて使っていたのでしょうか。
しかし、室内で使ってた家もけっこうあったようで、
読者のめのうさんが幼い頃暮らしていた県営住宅では、手水器専用の蛇口のない手洗い台が設置されていたそうです。

陶器の手水器

こちらは陶器製。
金属製やプラスチック製の前は、こちらが主流で、
骨董屋の店先にあったものを写してきてくださいました。1万円の値がついていたそうですが、以前、売られていた絵入りの陶器製は、15,000円だったそうです。

上置水洗タンク1

当時はまだ、汲み取り式便所が主流でしたが、明治時代から始まった下水道整備が既になされていた地域では、水洗トイレもありました。
それでも便器は、和式がほとんどでしたけど。
当時の水洗便所は、タンクがこのように天井近くにあって、そこから垂れ下がっている鎖を引っ張る形でした。
鎖ではなくロープのような紐のところもあったようです。
上から水が落ちる構造のせいか、大きな音と、水流の勢いが良かったのが特徴です。


上置水洗タンク2




五つ球のそろばん

メルマガ86号の中で登場した、五つ球のそろばん。
今の四つ球そろばんが使われだしたのは、昭和13年から。
となると、この五つ球に慣れている世代は、かなりご年配。
もっと昔のそろばんになると、上の球も2つありました。
そうなってくると、もう、何がなんだかわけわからなくなりそうです。
そんなそろばんを使いこなしていた昔の人の頭は、
高性能だったんですね。

五つ珠の算盤1 五つ珠の算盤2



写真撮影 大阪のかっちゃん



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