「いいとき生まれた!昭和30年代」

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第56号 木箱が活躍


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        いいとき生まれた!昭和30年代  第56号     


                    2006. 3. 3      


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  荒川静香ブームで、
  背中をのけぞらせている日本人が急に増えた昨今ですが、
  あなたはのけぞらせたクチですか?
  私は恥ずかしながら、無意識のうちにやってしまいました。

  
  でもあれは30代以上の人がやると、
  脊椎に負担をかけて危険だそうです。
  まあ、たとえやっていいと言われても、
  硬直してひきつけをおこした蛙みたいにしか
  ならない現実に気がつきましたので、
  もうやりませんけど。
  
  
  今回のオリンピック、  
  注目をあびている選手が、軒並み不振だったのは、
  マスコミが試合前、選手たちを追っかけて、
  集中力を乱していたことにも原因があるのではと思ってます。
  フィギュアでも安藤美姫ばかりに偏って、
  他の二人は二の次、三の次でしたが、
  なんかそれを裏付けるような結果になりました。

    
  荒川選手は、すっきりきりりとしているし、
  話し方にも落ち着きと雰囲気があって、  
  以前から好きなフィギュアの選手でしたけど、
  ますます素敵な女性になったように感じます。
  よく男が男に惚れるっていうのはありますが、
  (ゲイではありません。)
  女が女に惚れるというのもあるんだなあと思いました。
  (こちらは芸です。)
  
  
  さて、皆様がどっと疲れたところで、
  今回の話にまいりましょう。
  このところ、食べ物の話が続いたので、
  今回は、木の話。
  
  
  え?
  いくらなんでも、
  昭和30年代も、今も、
  木は変わらないだろうですって?
  
  
  そうです、木は変わりません。
  でも、生活に溶け込んでいた度合いが違います。
  なにしろ、梱包資材にまで木を使っていましたよね。  
 
  
  りんごもみかんもお酒も、
  みんなしっかりした木の箱に入って
  流通していました。
  
  
  酒屋さんがビンが入った木の箱を運んでいる姿を見て、
  とげがささることはないのだろうかと心配したら、
  軍手をしてるのを見て、
  安心したことをなぜかよく覚えています。
  
  
  そういえば、前にオークションを見ていたら、
  昭和30年代のウイスキー用の運搬木箱が出てました。
  当時の木箱も出世したものです。 
  
 
  さすがにウイスキーは、普通の家庭では、
  箱買いするようなことはなかったにしても、
  普段は、ざるに盛られた一山で買っていたみかんやりんごなら、
  どこかから送ってもらったり
  お歳暮でもらったり、
  お正月用に買ったりとかで、
  箱ごと手に入れる機会というのは、
  それなりにありましたね。
  
  
  そうそう、りんご箱の中には、籾殻が入っていて、
  そこにりんごが詰められていました。
  見えるりんごを食べてしまうと、
  籾殻に手をつっこんで、
  宝探しのようにりんごを探すのがまた
  楽しかったものです。
  
  
  もうないと言われても、
  あきらめきれずに探して、
  万一見つけようものなら、
  喜びも倍増でした。
 
 
  って、やっぱり食べ物の話になってる…。
  
  
  逆に、みつからないと、
  いつまでも未練がましく、
  籾殻を引っ掻き回して、
  失望感を増殖させてましたが、
  籾殻の手触りが心地よく、またおもしろくもあって、
  引っ掻き回していたのも事実です。
  で、そのうち、こぼして怒られたりして。
  
  
  りんご箱は、今でも、
  消費地に向けて出荷されるまでの段階では、
  使われているようです。
  でも、籾殻のほうはもう使っていないでしょうね。
  
  
  食品類だけでなく、
  大型電気製品だって、木枠でがっちり守られて、
  やってきましたね。
  さすがに、これは箱にはなってませんでしたが、
  今思うとかなり仰々しいパッケージでした。
  確か開けるのに、くぎ抜きが必要だったような?


  流通のためのパッケージだけではありません。
  昔、家にあったアイロンには、
  普段しまっておくための、
  木の箱がついてました。
  アイロンを使うとき、はずしたふたを裏返せば、
  アイロンを置ける台にもなりました。
  足踏みミシンも、
  台の部分は木でしたね。
  
  
  今、それと同じことをやろうとすると、
  コストがかかるのでしょうが、
  それだけではなく、
  物に対する思いやり、大切にする気持ちも、
  潜在的に、違っていたのではないかと思います。
  
  
  今では、木の箱に入っているようなものは、
  高級品ばかり。
  それを思うと、なんだか昔のほうが、
  豊かだったのかなという気さえしてきます。
  
  
  今春、中学3年になる姪が、
  小学校に入る前のことです。
  今でもつきぬけてプラス思考というか、
  なんにも考えてないというか、
  天下泰平タイプなんですが、
  私が「机を買ってもらえていいね。」
  と言うと、
  嬉しそうにこう言いました。
  
  
  「うん!
   でもね、机じゃなくて、
   りんご箱を買ってくれるって、
   お父さんが言ってたよ!」
  
  
  伯母、絶句…。
  
  
  りんご箱なんて、
  見たこともない姪は、
  言葉の響きから、
  きっと、実物とはかけ離れたものを
  想像していたのかもしれません。
  
  
  しかし、妹の旦那も、昭和30年代世代。
  しっかり、りんご箱が机代わりの発想が出る人でした。
  
  
  もっとも、私達世代は、
  実際にりんご箱で勉強したという人は、
  あまりいないと思います。
  しかし、
  「昔は、お金がなくて机が買えなくても、   
   りんご箱を机代わりにして、
   一生懸命勉強した人はたくさんいたんだよ。」
  という話は、
  必ず、聞いたことがあるのではないでしょうか。
  それも、まだりんご箱があった時代だったからこそ、
  のことでしょう。
  
  
  今は机を探すことより、
  りんご箱を探すことのほうが、
  難しいですから、
  姪も無事に立派な机を買ってもらいました。
  が、今思うに、やっぱりりんご箱で充分だったかも…。


  
  
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    あれこれ後記
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  ◇USENの無料パソコンテレビGyaoを、
   ご覧になっていますか?
   私は、実際のテレビも見る時間が減っているので、
   パソコンでだって見る時間もないだろうとは思ったものの、
   「無料だから登録だけしておくか」
   と開設当時に登録だけしておきました。
  
  
   案の定、ほとんど見たことはなかったのですが、
   あるとき、番組案内のメールに、
   「大草原のみゆきちゃん」とあるのを見て、
   昔見て感動したドキュメンタリーだと
   記憶が甦りました。
  
  
   これは見たいと思ったのですが、
   なかなか時間がとれないでいて、
   ようやく、先月見ることができました。
   知床の厳しい自然の中で暮らす、
   小学校1年生の女の子の1年を追ったものですが、
   子供を育てるということは、
   人間を育てるということだなあと、
   つくづく思わせるものです。
    

   子供を尊重することの、本当の意味とか、
   今の日本から消えてしまったものなども感じます。
   子供のいる方は、
   自然の中でこんな生活、子育てがしたいなあ、
   という思いもわいてくるかもしれません。
   
  
   毎日往復8キロの道なき道を、
   雨が降ろうが、草が伸びようが、
   雪が足まですっぽり埋まってしまうほど積もろうが、
   早い日没で、真っ暗になろうが、
   元気に頑張って歩くみゆきちゃんにも心うたれますが、
   親の厳しさと愛情、子供の純真なひたむきさなど、
   今見ても、感動します。
   
   
   それに、みゆきちゃんはじめ、子供達も可愛い。
   で、つい2度見てしまいました。
   録画できないのが、本当に残念です。
   私の記憶に間違いが無ければ、
   何か賞をとった作品だと思うのですが。
  
  
   このみゆきちゃん、今では、
   どういう大人になっているんだろう。
   30年代生まれ世代よりは、若いことは確かだけど。
   
  
   それから、もう一つ気になるものがありまして…。
   「マッハGOGOGO」
   30年代世代には懐かしいアニメですね。
   
  
   試しに見てみたところ、
   懐かしい主題歌と、主題歌バックのアニメに、
   「そうそう、こんなだった!」
   と、一気にタイムスリップしてしまいました。
   見ると思い出すものですね。
  
  
   でも、私が見ていた時は、
   白黒でしたが。
  
   
   忘れてましたが、これってみんな2話完結。
   試しにある前編を見てみたところ、 
   これが今見てもけっこうおもしろくて、
   つい、続きも見てしまいました。
   次の話の前編を見たら、
   きっとまた後編も見たくなることは必定。
   どうしよう。
  
  
   でも、当時とまったく同じような気分で見ている自分に、
   もしかして、私って、全然成長してないのでは…
   と一抹の不安を感じているのも事実です。
  
  
   パソコンテレビGyaoはこちら。
   http://www.gyao.jp/
   無料ですが、視聴には登録が必要です。
   「大草原のみゆきちゃん」は、3/15まです。
  
  
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   他にも懐かしいものがありますので、
   この週末いかがですか。 
   あなたにとって、別のお気に入り番組が見つかるかも。

 

  ◇鯨のベーコンと並んでまずかったものが
   「ミスターピブ」と「飲むならスープ」というメールをいただいたのですが、
   残念ながら、私はどちらも知らないのです。
   検索してみたら、「ミスターピブ」は、
   東京以外の地域で発売されたドクターペッパーのことらしいので、
   もしそうなら、まずさがわかりますが、
   「飲むならスープ」のほうは、
   メールをくださった方も、会社なども覚えてないそうで、
   もし、この二つのどちらかでも覚えているという方がいらっしゃいましたら、
   思い出話でも感想でも、なんでもいいですから教えてくださいね。
    

                                   (ひとみ)





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