「いいとき生まれた!昭和30年代」

メールマガジンバックナンバー

 


第35号 お茶を買いに行く楽しみ


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         いいとき生まれた!昭和30年代  第35号     


                 2005. 4. 28           


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  以前に、どぶ掃除をしていても、
  特にほめられたことがなかったという話をしました。
  まあ、これは、自分でも遊びのつもりでしたから、
  なんとも思いませんでしたが、
  ほめてくれるところもありました。
  それは、おつかいに行ったとき。
  
  私は、お菓子を買いに駄菓子屋にとか、
  漫画を買いに本屋へとか、
  そういった自分の好きなものを買いに行くのは
  ほいほい行ってましたが、
  家のおつかいを頼まれるのはいやでした。
  要は、単にわがままなだけですけど。
  
  そんな私でも、唯一、お茶屋さんだけは、喜んで行きました。
  むしろ、母が買物帰りに、立ち寄って買ってしまうと、
  がっかりしたくらいです。
  割と近かったのと、そこのお茶屋さんでは、
  茶飴やおせんべいも売っていたからです。
  
  もちろん、頼まれるのはあくまでもお茶で、
  それらのお菓子を買うことは許されません。
  
  それでも、親から言われたお茶の種類とグラム数を、
  道々繰り返しながら、お茶屋さんに行きます。
  子供がおつかいにいくときの定番文句だった、
  「ちょーだいな!」を言いながら、
  ガラス戸をあけます。
  自分の好きなものを買いに行く時とくらべると、
  ちょっとトーンが落ちてますけど。

  そこには、おばあちゃんか、若奥さんが、
  店番をしてました。
  
  「いつもの一番いい玉露を100グラムください!」(うそです)
  と種類と量を注文すると、
  それが入ったショーケースから、
  お茶をすくって量って、和紙の袋に入れてくれました。
  真空個別包装されているお茶など、まだ出回ってなく、
  量り売りが基本でしたから。
  
  口をきゅっとひねってとめてくれて、
  渡してくれますので、
  お金を渡します。
  
  さあ、ここからが、いよいよ正念場です。
  ショーケースの上には、
  茶飴や、抹茶砂糖や白砂糖のかかったおせんべいなどが
  入ったお菓子のガラス瓶が並んでいました。
  
  そして、おばあちゃんでも若奥さんでも
  子供だけでお使いに行くと、
  必ず「えらいね」と言って、
  そのどれかのふたを開けて、
  ひとつくれるのです。
  
  今日は、何をくれるかな?
  これがもう、楽しみで仕方ありませんでした。
  だから、今でもそれらのお菓子類を見ると、
  なんかわくわくしてしまいますし、好きです。
  以前のメロンパンと同じで、
  「恐るべし、幼児体験」です。
  
  でも、妹と行ったりした日にゃ、
  お茶屋さん、内心どう思ってたかは定かではありません。
  まあたいていは、1人で行かせられてた気がします。
  
  そりゃ、子供が行くとお菓子をくれるとわかっていて、
  3人で行かせたり、いつも子供にばかり行かせてたら、
  親の人間性が疑われるというもんです。
  
  当然のことながら、こういう体験は、個人商店でしかできません。
  
  当時は、スーパーなんてありませんから、
  買物にいくことは、大人とのコミュニケーションなしには、
  ありえません。
  
  小さな子供にとっては、
  いつも行くお店でも、
  一人で行って買ってくるとなると、
  親と一緒に行くときよりは、
  多かれ少なかれ緊張はあると思います。
  
  そんなときに、ほめられてご褒美までもらったら、
  それは強く印象に残るはず。
  
  スーパーの弊害は、一言も言葉を発さなくても、
  買物ができてしまうということだと言われます。
  
  可愛い番組で人気の「はじめてのおつかい」を見ていると、
  買い物に行く先がスーパーだと、
  目的のものがどこにあるかわからなくて探し回る子がいます。
  逆に、早々に聞いて教えてもらう子供もいます。
  
  ふだん、親が店員さんに聞いているという場面を体験していなければ、
  買物のときに店員さんと話すという発想自体が起きないのは、
  無理ないのかもしれません。
  
  ところである時、何かの話で、母が、
  「あのお茶屋さんの前に、お豆腐やさんがあったでしょ。」
  と言いました。
  
  しかし、私にはまるっきり覚えがありません。
  
  「なに?覚えてないの?
   じゃあ、お茶屋さんの並びに、牛乳屋さんがあったでしょ。」
  
  「???」
  
  「その隣が、大工の棟梁の家で」
  
  そんなの知るか。
  
  母の追及で、ようやく隣に写真屋さんがあったことは、
  思い出したものの、
  私の記憶の中では、そこには銀行とお茶屋さんがあったことしか
  思い浮かばず、そんなにお店があったことすら
  忘れてしまっていました。
  駅に行くには必ず通る道だったのに。

  お菓子をくれたお店というだけで、
  そこだけが鮮明に記憶に残ったのですね。
  餌付け効果はばっちりだったようです。
  
  ちなみに銀行が記憶に残っていたのは、
  しょっちゅうお金を預けに行ってたからです。
  (またもやうそついてしまいました)
  これは、ただ単に、建物が大きいから、
  インパクトがあっただけでしょう。
  


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    編集後記
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   前号で、都営住宅でも、庭や家の中で動物を飼ってるところは多く、
   鳩小屋まで作って伝書鳩を飼っている家もあったりしたけど、
   トラブルはなかったという話に対し、
   自分自身が鳩小屋を持っていたという方から、
   匂いがあったにも関わらず、
   近所から苦情を言われたことはなかった、
   今なら住宅街で飼うというだけで苦情がくるかもしれない
   という主旨のお話を、いただきました。
   
   それを読んで、
   私は、飼ってはいけないのに飼っているという次元のトラブルに、
   目を向けていましたが、
   そういう類のトラブルがおきても、
   ちっとも、不思議ではなかったのだなあと改めて思いました。

   都営住宅での鳩小屋のある家のお隣には、
   可愛い男の子の赤ちゃんがいて、
   我3姉妹の母性本能を刺激してくれましたもので、
   時々、遊びに行ってましたが、
   その家の庭先にいて、臭いが気になった記憶もありませんし、
   その家のお母さんも、
   子供を庭先で日向ぼっこさせたりしてました。
   あまり、鳩小屋の存在は気にしてなかったようです。
   
   その鳩小屋は、広場に面していたので、
   その上空へ、鳩を放ったり、
   また鳩が戻ってきたりしてましたから、
   今の感覚でいったら、広場で子供を遊ばす親からも、
   苦情がくることも考えられます。
   そういう意味でも、大らかだったんだなと、
   はじめて気がつきました。
   
   そんなこと考えもつかなかった。

   やはり、今は、人間関係が希薄になったこともあるでしょうが、
   人の心の余裕もなくなって、皆が神経質になって、
   ピリピリギスギスしてきてしまっているのかもしれません。
     
    
   また、増築に関しても、
   公営住宅に住んでいた方からは、
   同じようにみんないろいろ増築していたという
   お話もいただきました。
   はっきり許可がおりるようになったところも、あるようです。
   
   まあ、当時の公団が、
   温情で見てみぬふりをしていてくれたのか、
   ただの職務怠慢だったのかはわかりませんが、
   こういうアバウトさのさじ加減が、
   うまく機能していたことは、確かだったようです。

   まあ、それだけのんびりしていた時代だったということでしょう。


   もう一つ、後からふと思ったのが、
   5坪の庭が余裕があったと喜ぶ感覚。
   これ、いかにも、東京庶民の感覚でしたね。
   でも、今の東京では、庭があるのは贅沢な部類ですから、
   当時の5坪ほどの庭は、本当に夢のように思えるのですよ。


   お風呂事件に関しては、
   あまりにショッキングな内容だったせいか、
   どなたからも、まるで避けるように、
   見事にコメントがありませんでした。

   一人くらい、「似たような経験あります」と言ってくれる人がいたら、
   救われたのに〜と思ったのですが、
   やはり、そういうことは、めったにないですよね。

   でも、あの煮沸消毒発言のあと、母がもう一言付け加えたのを、
   思い出しました。
   「どんどん水を入れて、うすめなさい!」って…。
   でも、そういうことでもないだろが。

   まあ、お湯を抜いて沸かしなおしてたら、
   時間がかかって子供たちが湯冷めして、
   風邪をひくと考える親心が、
   掛け流し方式を選択したのでしょう。
   季節が冬だったか?までは覚えてませんが、
   そう思うことにしましょう。

   そんなことを思い出したりしていたら、
   大浴場とかでは、そういうことがひそかにおきていないだろうか、  
   と、ちょっと心配になりました。

   まあ、それこそ、ああいうところは、
   湯をどんどん流してますから、心配ないでしょうけれど。

   あっ、これからGWで温泉行かれる方がいたら、ごめんなさい。

   でも、やっぱりそうめったにないことだとわかりましたから、
   大丈夫ですよ!
   安心してくださいね。 
   
   むしろ、確率高そうなのは、海とかプールだな。
   (って、また突き落としてどうするさ。)

   でも、こちらは広いから大丈夫ですよ!
   (って、これフォローになってますか?)


                    

       
   (若い頃に、宝塚にはまったことのあるワタクシといたしましては、
    このメルマガも、「清く正しく美しく」をモットーに
    いたしたいところでございますのに、
    品位が激しく落ちた話でどーもすいません。 
    ごめんあそばせ。                   ひとみ) 




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